【過去問】第4類危険物の7品名とは?引火点による分類の覚え方を解説|危険物取扱者乙4

乙4で扱う第4類危険物は、すべて引火性液体です。その第4類は7つの品名に分類され、その境目は引火点という温度で決まります。法令でも物化でも毎回問われるSランクの最重要テーマ。7品名の順番と引火点の境界値を正確に押さえると、指定数量や貯蔵・取扱いの理解まで一気につながります。
消防設備士今回は第4類危険物の7品名と分類の覚え方を攻略します。乙4の土台になる超重要回ですよ。
強欲な青木石油類が第1から第4まで…って、もう名前で混乱してます。何で分けてるんすか?
消防設備士分類の基準はただ一つ、引火点(火がつき始める温度)です。引火点が低い=常温で危ないものほど若い番号になっています。
強欲な青木なるほど。じゃあ番号が小さいほど危険ってことっすね?
消防設備士その通り。さらに特殊引火物だけは発火点や沸点も条件に入る特別枠。ガソリン=第1、灯油・軽油=第2、重油=第3、この代表物質はセットで暗記しましょう。
💪実力試し(3問)
まずは現在の理解度をチェック。本番レベルを3問用意しました。
問題1
第4類危険物の7品名に含まれないものはどれか。
- 特殊引火物
- アルコール類
- 可燃性固体類
- 動植物油類
解答と解説を見る

第4類の品名は『特殊引火物・第1石油類・アルコール類・第2石油類・第3石油類・第4石油類・動植物油類』の7つ。可燃性固体類は存在しない(固体は第2類)。
『〜類』という語感に惑わされない。第4類はすべて液体で、固体系の品名は含まれない。
問題2
次のうち、第1石油類に分類される物質はどれか。
- ジエチルエーテル
- ガソリン
- 灯油
- 重油
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ガソリン(引火点-40℃以下)は引火点21℃未満の第1石油類。ジエチルエーテルは特殊引火物、灯油は第2石油類、重油は第3石油類。
引火点が低いガソリンを特殊引火物と誤らない。ガソリンは第1石油類が定位置。
問題3
特殊引火物の定義として、正しいものはどれか。
- 引火点が21℃未満のもの。
- 発火点100℃以下、または引火点-20℃以下かつ沸点40℃以下のもの。
- 引火点が250℃未満のもの。
- 炭素数が1〜3個の飽和一価アルコール。
解答と解説を見る

特殊引火物は『発火点100℃以下、または引火点-20℃以下かつ沸点40℃以下』。選択肢1は第1石油類、3は動植物油類、4はアルコール類の定義。
特殊引火物は引火点・発火点・沸点の三つの数値で定義される唯一の品名。引火点だけで覚えない。
🔰基礎教養学習
1. 第4類危険物の7品名

第4類危険物は引火性液体で、引火点の低い順に特殊引火物→第1石油類→アルコール類→第2石油類→第3石油類→第4石油類→動植物油類の7品名に分類される。番号が若いほど引火点が低く、常温で引火しやすい=危険である。
消防設備士まずはこの7つの並び順を、引火点の低い順=危険な順に言えるようにしましょう。
2. 引火点による分類の一覧(最重要暗記表)

| 品名 | 引火点等による定義 | 代表物質 |
| 特殊引火物 | 発火点100℃以下、または引火点-20℃以下かつ沸点40℃以下 | ジエチルエーテル・二硫化炭素 |
| 第1石油類 | 引火点21℃未満 | ガソリン・アセトン・ベンゼン・トルエン |
| アルコール類 | 炭素数1〜3の飽和一価アルコール(含有量60%以上) | メタノール・エタノール |
| 第2石油類 | 引火点21℃以上70℃未満 | 灯油・軽油・キシレン・酢酸 |
| 第3石油類 | 引火点70℃以上200℃未満 | 重油・クレオソート油・グリセリン |
| 第4石油類 | 引火点200℃以上250℃未満 | ギヤー油・シリンダー油 |
| 動植物油類 | 引火点250℃未満(動植物から抽出した油) | アマニ油・ヤシ油 |
強欲な青木21℃→70℃→200℃→250℃が境界の数字なんすね。覚えやすい!

3. 水溶性・非水溶性と指定数量
第4類は同じ品名でも水溶性か非水溶性かで指定数量が変わる。水に溶けるもの(水溶性)は希釈・消火がしやすく危険性が低いとされ、指定数量は非水溶性の2倍に設定される。
| 品名 | 非水溶性(指定数量) | 水溶性(指定数量) |
| 特殊引火物 | 50L | 50L(区別なし) |
| 第1石油類 | 200L(ガソリン等) | 400L(アセトン等) |
| 第2石油類 | 1,000L(灯油・軽油等) | 2,000L(酢酸等) |
| 第3石油類 | 2,000L(重油等) | 4,000L(グリセリン等) |

✅理解度チェックテスト(3問)
チェック1(4択)
引火点21℃以上70℃未満で、灯油・軽油が分類される品名はどれか。
- 第1石油類
- 第2石油類
- 第3石油類
- 第4石油類
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引火点21℃以上70℃未満は第2石油類。灯油・軽油はこの品名の代表物質。
チェック2(○✕)
次の記述は正しいか誤りか、○✕で答えてください。
「第4類危険物では、第1石油類など番号が若い品名ほど引火点が高い。」
答えを見る

逆。番号が若い品名ほど引火点は低く、常温で引火しやすい=危険である。
チェック3(穴埋め)
次の文の【 】に入る最も適切な語句を選んでください。
重油は引火点70℃以上200℃未満の【 】に分類される。
- 第2石油類
- 第3石油類
- 第4石油類
- 動植物油類
答えを見る

重油は引火点70℃以上200℃未満の『第3石油類』。第3石油類=重油は最頻出の暗記事項。
深掘り解説
① 境界の数字を一気に覚えるコツ

第1〜第4石油類の引火点の境界は「21・70・200・250」の4つの数字で覚える。第1石油類=21℃未満、第2石油類=21〜70℃未満、第3石油類=70〜200℃未満、第4石油類=200〜250℃未満。動植物油類は250℃未満で締めくくる、と数直線でイメージすると混乱しない。
② 特殊引火物だけが特別扱いされる理由

特殊引火物は引火点が極めて低い(-20℃以下)うえに沸点も低く(40℃以下)、あるいは発火点が100℃以下と低温で自然発火する、第4類の中で最も危険な品名。だから引火点だけでなく発火点・沸点まで条件に組み込み、指定数量も最小の50Lに設定されている。
③ 水溶性で指定数量が変わる意味

- 非水溶性(ガソリン・灯油・重油など)は水に浮き火災が広がりやすい
- 水溶性(アセトン・酢酸・グリセリンなど)は希釈・消火がしやすく危険性が低い
- 同じ品名でも水溶性は指定数量が2倍(例:第1石油類は非水溶性200L/水溶性400L)
🥊過去問演習(10問)
実際の試験レベル10問に挑戦しましょう。解説付きで知識を固めます。

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🎙️現場のリアル
ガソリンと灯油を「どっちも油でしょ」と思っている人、現場にもいます。でも引火点はマイナス40度以下と40度以上。まったくの別物です。冬になると灯油ストーブにガソリンを入れてしまう事故が毎年起きますが、原因はこの認識のズレです。品名を引火点の順で覚えると、事故が起きる理由まで一本の線でつながります。
📝まとめ

- 7品名:特殊引火物・第1石油類・アルコール類・第2石油類・第3石油類・第4石油類・動植物油類
- 分類の基準は引火点。番号が若いほど引火点が低く危険
- 境界は「21・70・200・250℃」の4つの数字で攻略
- 代表物質:ガソリン=第1/灯油・軽油=第2/重油=第3
- 同じ品名でも水溶性は指定数量が2倍
消防設備士次回1-4は「指定数量」。品名ごとの数量基準と、倍数計算で規制区分が決まる仕組みを学びます。
📚 この科目の全体像(学習ロードマップ)
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