危険物取扱者「過去問テスト」はこちらから!

【過去問】定期点検とは?対象施設・頻度・記録事項を解説|危険物取扱者【甲、乙、丙】

【過去問】定期点検とは?対象施設・頻度・記録事項を解説|危険物取扱者【甲、乙、丙】

B出題ランク:定期的に問われるBランク

定期点検は、製造所等の位置・構造・設備が技術上の基準に適合しているかを確認する自主点検です。

原則として1年に1回以上実施し、点検記録を3年間保存します。

実施できる人と記録事項、市町村長等への定期報告が不要である点も頻出です。

この記事では、点検周期・実施者・記録事項を図解し、過去問で確認します。

強欲な青木

健康診断っすか。どのくらいの頻度でやるんすか?

消防設備士

原則は1年に1回以上。そして点検した記録は3年間保存します。「点検は1年・保存は3年」、この数字がよく狙われます。

強欲な青木

点検って、誰がやってもいいんすか?俺、無資格なんすけど…。

消防設備士

点検できるのは危険物取扱者または危険物施設保安員。ただし無資格者でも取扱者の立会いがあればOKです。あと、結果を市町村長等へ報告する義務はない——ここも頻出の引っかけですよ。

このページを見たら危険物取扱者の消防法令に出てくる「定期点検の周期・実施者・記録事項」が得点源となるはず!

最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)noteの危険物取扱者「過去問テスト」で毎年更新しています。

>> 危険物取扱者「過去問テスト」

併せて、ご参照ください。

目次

🔰基礎教養学習

1. 定期点検とは

危険物施設の定期点検とは
図解:定期点検とは
1. 定期点検とは

一定の製造所等の所有者・管理者・占有者が、その施設の位置・構造・設備が技術上の基準に適合しているかを自主的に点検し、記録を作成・保存する制度。地下タンク・移動タンク等を有する施設が主な対象で、すべての製造所等が対象になるわけではない。

消防設備士

ポイントは「自主点検」であること。行政が来るのではなく、自分たちで点検して記録を残します。

2. 実施頻度と記録の保存期間

2. 実施頻度と記録の保存期間
図解:2. 実施頻度と記録の保存期間
項目 内容
実施頻度 原則1年に1回以上
記録の作成 点検のつど作成(義務)
記録の保存 原則3年間
市町村長等への報告 義務なし(自主点検)
強欲な青木

点検1年・保存3年・報告なし、で覚えればいいんすね。

3. 点検を実施できる者

定期点検を実施できる者
図解:点検を実施できる者
実施者 可否・条件
危険物取扱者 単独で実施可
危険物施設保安員 単独で実施可
無資格者 危険物取扱者の立会いがあれば実施可
無資格者(立会いなし) 実施不可

4. 記録に記載する事項

定期点検記録の記載事項
図解:点検記録の記載事項
記載事項 備考
点検した製造所等の名称 どの施設を点検したか
点検年月日 いつ点検したか
点検の方法及び結果 どう点検し、結果はどうか
点検を行った者の氏名 立会いの場合は立会者(取扱者)の氏名
消防設備士

「報告した年月日」は記載事項に含めない引っかけが定番。報告義務がそもそもないからです。

【過去問】定期点検の周期・実施者・記録

まずは現在の理解度をチェック。本番レベルを3問用意しました。

問題1

定期点検の実施頻度と記録の保存期間の組み合わせとして、原則正しいものはどれか。

  1. 点検は1年に1回以上、記録は1年間保存。
  2. 点検は1年に1回以上、記録は3年間保存。
  3. 点検は3年に1回以上、記録は3年間保存。
  4. 点検は6ヵ月に1回以上、記録は5年間保存。
解答と解説を見る
正解2
解説

定期点検は原則1年に1回以上、点検記録は3年間保存する。「点検1年・保存3年」が基本の組み合わせ。

間違えやすいポイント

頻度(1年)と保存期間(3年)の数字を入れ替える誤答が最頻出。

問題2

定期点検を実施できる者として、誤っているものはどれか。

  1. 危険物取扱者。
  2. 危険物施設保安員。
  3. 危険物取扱者の立会いを受けた無資格者。
  4. 立会いを受けていない無資格者単独。
解答と解説を見る
正解4
解説

点検は危険物取扱者または危険物施設保安員が行う。無資格者は取扱者の立会いがあれば点検できるが、立会いのない単独点検はできない。

間違えやすいポイント

「無資格者は一切不可」ではなく、立会いがあれば可能という点を正確に。

問題3

定期点検の記録に記載しなければならない事項として、規則に定められていないものはどれか。

  1. 点検した製造所等の名称。
  2. 点検年月日。
  3. 点検の方法及び結果。
  4. 点検結果を市町村長等へ報告した年月日。
解答と解説を見る
正解4
解説

定期点検の結果を市町村長等へ報告する義務はないため、報告年月日は記載事項に含まれない。記載事項は名称・点検年月日・方法及び結果・点検者(立会者)氏名。

間違えやすいポイント

「報告義務がある」という引っかけ。定期点検に行政への報告義務はない。

✅理解度チェックテスト(3問)

チェック1(4択)

定期点検の記録は、原則として何年間保存しなければならないか。

  1. 1年間
  2. 2年間
  3. 3年間
  4. 5年間
答えを見る
正解3
ポイント

点検記録は作成し、原則3年間保存する。頻度(1年)との混同に注意。

チェック2(○✕)

次の記述は正しいか誤りか、○✕で答えてください。

「定期点検の結果は、市町村長等へ報告しなければならない。」

答えを見る
正解✕(誤り)
解説

定期点検は自主点検であり、市町村長等への報告義務はない。頻出の引っかけ。

チェック3(穴埋め)

次の文の【 】に入る最も適切な語句を選んでください。

無資格者が定期点検を行うには、【 】の立会いが必要である。

  1. 危険物保安統括管理者
  2. 危険物取扱者
  3. 市町村長等
  4. 消防署長
答えを見る
正解2
解説

無資格者は危険物取扱者の立会いがあれば点検を行うことができる。

🪏深掘り解説

① なぜ報告義務がないのか(保安検査との違い)

定期点検はあくまで施設側の自主点検なので、市町村長等への報告は不要。一方、屋外タンク貯蔵所などで行う「保安検査」は公的なチェックで性格が異なる。「定期点検=自主・報告不要」「保安検査=公的」という対比で押さえると混同しない。

② 数字の覚え方(1年・3年)

点検は「原則1年に1回以上」、記録の保存は「3年間」。なお指定数量の倍数によっては点検頻度がより短くなる施設もあるが、まずは基本の「点検1年・保存3年」をセットで暗記するのが得策。

③ 実施者の整理

  • 危険物取扱者:単独で点検可
  • 危険物施設保安員:単独で点検可
  • 無資格者:取扱者の立会いがあれば点検可(記録には立会者氏名)

🥊過去問演習(10問)

実際の試験レベル10問に挑戦しましょう。解説付きで知識を固めます。

危険物乙4 1-16:定期点検とは?頻度と記録事項を解説 過去問演習10問

危険物取扱者試験 乙種第4類「定期点検とは?頻度と記録事項を解説」の過去問演習10問です。

1 / 10

法令上、製造所等の所有者等が市町村長等に届け出なければならない場合として、誤っているものはどれか。

2 / 10

製造所等の定期点検に関する記述として、誤っているものはどれか。

3 / 10

製造所等の定期点検を行うことができる者として、規定上正しいものはどれか。

4 / 10

製造所等の定期点検の記録に記載すべき事項として、定められていないものはどれか。

5 / 10

危険物取扱者以外の者が製造所等の定期点検を行う場合の条件として、正しいものはどれか。

6 / 10

定期点検の実施頻度として、原則正しいものはどれか。

7 / 10

定期点検の記録の保存期間として、正しいものはどれか。

8 / 10

定期点検で確認する内容として、最も適切なものはどれか。

9 / 10

定期点検制度に関する記述として、誤っているものはどれか。

10 / 10

定期点検に関する記述として、正しいものはどれか。

あなたのスコアは

平均スコアは 90%

🎙️現場のリアル

点検はやっているのに記録が残っていない——現場でいちばん多いパターンがこれです。立入検査で見られるのは記録のほうなので、残っていなければやっていないのと同じ扱いになります。記録の保存は3年。ここは確実に取れる論点です。

定期点検とは?頻度と記録事項を解説
図解:定期点検とは?頻度と記録事項を解説

まとめ

  • ✓

    定期点検は原則1年に1回以上、記録は3年間保存

  • ✓

    取扱者または施設保安員が実施できる

  • ✓

    無資格者も取扱者の立会いがあれば実施可能

  • ✓

    市町村長等への定期報告義務はない

強欲な青木

点検は1年、記録は3年。報告義務はなし、で覚えるんすね!

消防設備士

正解です。実施者と記録事項の引っかけも図で整理しましょう。

危険物取扱者「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題”のテストです。

ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。

▼

\そのまま試験に出ます/

※有料記事はnoteの仕組みで「全額返金可能」です。

危険物取扱者 乙種 解答カード

📚 この科目の全体像(学習ロードマップ)

いま何回目をやっていて、あと何回残っているかがひと目でわかります。復習したい回はここから飛んでください。

消防法令の学習ロードマップ全 28 回
  1. 1【過去問】消防法上の危険物とは?定義と別表第1を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  2. 2【過去問】危険物の類別とは?第1〜6類の分類と消火方法を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  3. 3【過去問】第4類危険物の7品名とは?引火点による分類の覚え方を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  4. 4【過去問】指定数量とは?品名ごとの数値と覚え方を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  5. 5【過去問】指定数量の倍数計算とは?計算手順と少量危険物を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  6. 6【過去問】危険物取扱者とは?甲種・乙種・丙種の違いと立会いを解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  7. 7【過去問】危険物取扱者免状とは?交付・書換え・再交付を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  8. 8【過去問】製造所等とは?貯蔵所・取扱所の全12区分を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  9. 9【過去問】保安距離・保有空地とは?暗記すべき数値を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  10. 10【過去問】位置・構造・設備の技術基準とは?製造所の基準を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  11. 11【過去問】標識・掲示板とは?表示義務と地色・文字色を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  12. 12【過去問】危険物保安監督者とは?選任要件と職務を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  13. 13【過去問】危険物保安統括管理者・施設保安員とは?三者の違いを解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  14. 14【過去問】予防規程とは?認可手続きと記載事項を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  15. 15【過去問】保安講習とは?受講義務と受講期限を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  16. 16【過去問】定期点検とは?対象施設・頻度・記録事項を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  17. 17【過去問】保安検査とは?対象施設と定期点検との違いを解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  18. 18【過去問】設置許可・完成検査とは?手続きの流れと仮使用を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  19. 19【過去問】変更許可・各種届出とは?許可と届出の違いを解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  20. 20【過去問】運搬の基準とは?容器・表示・混載の可否を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  21. 21【過去問】移送の基準とは?移動タンク貯蔵所の構造と義務を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  22. 22【過去問】措置命令・許可の取消しとは?行政処分の事由を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  23. 23【過去問】消火設備とは?第1種〜第5種と所要単位を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  24. 24【過去問】貯蔵・取扱いの共通基準とは?「みだりに」の意味を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  25. 25【過去問】屋内・屋外タンク貯蔵所とは?防油堤と保有空地を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  26. 26【過去問】地下タンク貯蔵所とは?漏えい検査管と簡易タンクを解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  27. 27【過去問】給油取扱所とは?給油空地とセルフの基準を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
  28. 28【過去問】警報設備とは?設置基準と事故時の応急措置を解説|危険物取扱者【甲、乙】続きを見る
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

高専から大学院まで9年間にわたり化学を専攻。
消防整備士として10年の実務経験を積み、独立・起業。

消防設備士全類、危険物取扱者全類をはじめ、第二種電気工事士、AI・DD総合種、第三種電気主任技術者など、多数の国家資格を保有。

神戸高等技術専門学院にて危険物取扱者 乙種第4類およびDO第3種の講師を担当。
また、月刊誌「電気と工事(オーム社)」にてコラムを連載中。

実務・教育・執筆の三軸から、専門性と実践力を兼ね備えた情報発信を行っている。

コメント

コメントする


目次